Googleフォトをやめた結果、私は写真を撮らなくなりました。
正確に言うと、写真だけではありません。
動画も、ゲームのスクリーンショットも、ちょっとした日常の記録も、以前より明らかに残さなくなりました。
Googleフォトの2TBプランを解約し、Google Takeoutでデータを書き出したところまでは良かったのですが、出てきたのは大量のZIPファイルとJSONファイル。
ひとまずHDDへ退避したものの、そのまま約3年間ほぼ放置。
その間、バックアップ環境が不安定になったことで、写真や動画を撮る頻度そのものが激減してしまいました。
後から振り返って思ったのは、Googleフォトをやめたことによって、それ自体よりも「記録を残す環境」を失ったことの方が大きな問題だったということです。
この記事では、Googleフォトをやめたことで写真だけでなく記録する習慣まで失ってしまった実体験と、最終的にImmichを導入して再び記録を残すようになった話をまとめます。
Googleフォトをやめて、一番困ったのは容量ではなかった

写真が好きで、一眼レフやHuawei P30Proを使ってよく撮影していました。
Googleフォトを知った事でより撮影も捗るようになりました。
事あるごとにカメラを出して、スマホも当時ではかなり撮影に強い機種だったので、とにかく毎日何かしらを撮っていました。
しかしある日、Googleフォトの課金額に不安を覚え解約。
その途端、一気に撮影する機会が減りました。
写真の保存先が決まっていない不安
撮影したところでスマホの内部ストレージに溜まるだけ。
一々PCにつなぎ、転送してバックアップする気も起きませんでした。
するとどうでしょう。
あ、写真撮ろう!と思ってもその直後
「どうせバックアップできないんだった…」
握り締めたスマホをそのままカバンに戻すように。
最近では撮ろう!と思う事すらなくなってしまいました。
「どうせ整理できない」が撮影意欲を奪った
詳細は別記事に書いていますが、脱Googleフォトした際の膨大な写真・動画ファイルの整理もこの時まだやってなく、新たに撮るにしてもそれが終わってからでないと、どうにも撮る気がおきません。
便利さへの対価としては、月1,300円は安かったのかもしれない。
でもTakeoutしてしまったファイルと同じ数だけ謎のJSONファイルも生成されていて、これもう一度Googleフォトを契約したとして、再アップロードとか謎のJSONファイルの処理とかすっげーめんどくさい…。
以前なら「お、いい景色」と思えば反射的に撮っていたのに、いつの間にか見て終わり。
息を呑むような夕焼けも。
猫の変な寝相も。
ゲームで偶然撮れた面白いシーンも。
残しておけば良かったと思うものほど、その時は残していないんです。
今振り返ると、Googleフォトをやめて失ったのは保存容量ではありませんでした。
写真を残す習慣そのものだったと思います。
残っていない時期は、思い出しようがない
記録を残さなくなっていた数年間はどうだったか。
不思議なくらい思い出せません。
もちろん生きていたし、遊んでいたし、色々な出来事もあったはずです。
でも写真も動画も残っていない。
すると記憶の輪郭まで曖昧になってしまうんです。
「あの頃って何してたっけ?」
そう思っても確認する手段がありません。
人間の記憶なんて思った以上に曖昧なんだなと実感しました。
写真だけでなく、ゲームの記録も消えていった

Googleフォトを解約してTakeoutした事から、PC内ストレージも大分圧迫していました。
解約当時は4TBのHDDに未整理ファイル+FF14のリプレイを突っ込んで容量満タンの状態でタンスにしまっていました。(タンスではないけどw)
その時メインで使用していたSSDが2TB。
今ではゲームも1作につき必要な空き容量が100GB以上なんてざらです。
Windows+ゲームでかなり容量食うのに、更に膨大なリプレイなんて保存できる状態じゃありませんでした。
特に動画の画質にもこだわりがあったので、当時の20分リプレイで8GB / 1ファイル程の大きさ。
100ファイルで800GBです。
ストレージがいくらあっても足りませんね。
ゲームのスクショは、その時の熱量そのもの
FF14を始めたのは2022年ごろ。
コロナ禍勢より若干遅れて始めました。
始めた当初はフィールドを駆けるチョコボと、ひたすら流れるエオルゼアdeチョコボが冒険の感動に拍車をかけてましたね。
無駄にカメラ回して景色見てすげぇ・・・!!ってなってました。
メインクエで黒衣森をうろついてたら、オーディンFATEに遭遇。
まだ自キャラのレベルは50もいってなかったと思います。
近付いただけで絡まれるんですよね、レベル低いとw
ああなんかついてきた!って必死で逃げた時の動画とかスクショが残ってるんですが、見返すと当時の自分が何を見て、何に驚いて、何を面白いと思ったのか。
それが一瞬でよみがえってきます。
オーディンから逃げ切った後Uターンして、FATE開始までの時間調整をしてるプレイヤーのレベルがみんな90(暁月当時はレベルキャップが90でした。)なのに驚いたり、一発だけトマホークを当てて範囲攻撃から逃げられず即死の繰り返しなどw
当時のスクリーンショットを見返していると、その頃使っていたPC環境や画質設定まで思い出します。
WQHDでちょっとエフェクトが増えるとカクカクしてました。
FF14は今でも定期的にベンチマークやGPU検証に使っているので、興味があればこちらもどうぞ。
ゲームの動画やスクショはただのファイルではありません。
その時の熱量そのものなんです。
昔のデータを失って初めて、記録の価値に気付いた

記録の価値に気付いたのは、実はGoogleフォトをやめた時だけではありません。
もっと昔に失ったデータの存在を思い出した時でした。
当時は何とも思わなかった画像やスクリーンショットも、今になって振り返ると二度と手に入らない思い出だったのです。
YSFlightやIGM時代のスクショは全て消えた
小学6年生くらいの頃、YSFlightというフライトシミュレーターのようなゲームや、IGMというネット対戦やチャットの待合室のようなソフトにはまっていました。
そこで知り合った友達とはMSN Messengerでも繋がり、毎日のように遊んでいました。
当時はスクリーンショットもたくさん撮っていたはずです。
しかし、初めて組んでもらったPCのHDD容量は40GBほど。
後に80GBへ交換してもらった時は「こんなに入るのか!」と感動したのを今でも覚えています。
今の感覚だと信じられませんが、当時は容量が本当に貴重でした。
そのため、不要だと思ったファイルはどんどん削除。
更に何度かHDDクラッシュも経験し、当時のスクリーンショットやデータは今では一切残っていません。
残っていたら面白かっただろうなと思う事はありますが、今となっては確認する方法すらないんです。
💡 一言メモ
※そういえば最近、Vectorの無料レンタルサーバー終了通知が届いて昔の黒歴史ホームページを思い出しました。
残っていたのはそっちくらいですw
問題はGoogleフォトではなく、記録を残す環境だった

今振り返ると、Googleフォトをやめた事そのものが問題だったわけではありません。
本当に問題だったのは、次の保存先を決めないまま解約してしまった事でした。
私はGoogleフォトの月額料金や容量問題ばかり気にしていましたが、実際に失ったのはクラウドストレージではありません。
写真や動画を気軽に残せる環境そのものだったのです。
記録は「残そう」と意識して残すものではありません。
気になった時に撮る。
面白いと思った時に保存する。
その積み重ねが後から思い出になります。
だからこそ、記録を残す環境は思っていた以上に大切でした。
保存先が決まっていれば人は気軽に記録できる
Googleフォトを使っていた頃は、写真を撮った後の事をほとんど考えていませんでした。
スマホで撮る。
勝手にアップロードされる。
それだけなんです。
容量の残りやバックアップ方法を気にする必要もなく、撮影する事そのものに集中できていました。
実際、当時は写真だけでなく動画やスクリーンショットも今より遥かに多く残しています。
保存先が明確に決まっている。
それだけで、人は驚くほど気軽に記録を残せるんだと思います。
保存先がないと記録する前にブレーキがかかる
逆に保存先が曖昧になると、撮影する前から余計な事を考えるようになります。
スマホの容量は大丈夫だろうか。
あとで整理しないといけないな。
バックアップはどうしよう。
そんな事を考えているうちに、撮ろうと思った気持ちそのものが消えてしまうんです。
本来なら数秒で終わるはずの写真撮影なのに、記録する前から面倒な作業を想像してしまう。
結果として、撮る事自体をやめてしまいました。
今思えば、写真を残さなくなったのではなく、記録する事に無意識のブレーキがかかっていたのだと思います。
写真管理は「あとでやる」ではなく先に仕組みを作るべき
Googleフォトを解約した当時の私は、とりあえずTakeout(エクスポート)して、整理はあとで考えようと思っていました。
実際のところ、その”あとで考える”までに3年かかりましたw
Immichの環境構築が面白そうだなぁと思ったからやりましたが、そうじゃなかったら今でもそのままだったと思います。
大量の写真や動画を整理する作業は想像以上に重く、時間が経てば経つほど手を付けづらくなります。
そして整理が終わるまで新しい写真も撮らなくなる。
まさに悪循環。
今回の経験で痛感したのは、写真管理は後から考えるものではないという事です。
まず先に保存先を決める。
自動バックアップの仕組みを作る。
整理方法を決める。
記録はその後です。
記録を残す習慣を維持するためには、撮る前に仕組みを用意しておく事の方がずっと重要でした。
Immichを入れて、また記録を残すようになった

Googleフォトをやめてから数年。
写真も動画もスクリーンショットも、以前ほど残さなくなっていた。
未整理のHDDの事はずーっと頭の片隅にあったんですよね。
ある日Googleフォト級に便利な写真管理ソフトないかなぁ…と調べてみたら、すぐに出てきたんです。
そこで出会ったのがImmichでした。
実際に導入してみると、戻ってきたのは写真管理機能だけではありませんでした。
私が本当に取り戻したかったのは、記録を残す習慣そのものだったんだと思います。
自動バックアップがあるだけで撮影のハードルが下がる
スマホで撮影。
現状全自動ではないですが、ほぼ自動でアップロード→写真用HDDに書き込み。
Googleフォトを使っていた時に当たり前だった、解約した後に気付いてしまった一番価値のある部分。
これが戻ってきただけで撮影への抵抗が完全になくなりました。
ただ撮影から遠のいてた分、「あ、ここで写真だ!」と前よりシャッターチャンスに気付くのが遅くなりました。
今では容量のことや、バックアップの事を考える必要がほぼありません。
(現状メインPC運用なので、PCの電源を入れてないとバックアップできませんが、まぁほぼ毎日つけてるので大丈夫ですw)
「撮ったら勝手に保存される」
これって本当に大事なことでした。
Googleフォトの代わりというより、記録の習慣を戻す環境だった
Immichは確かにGoogleフォトの代替として優秀です。
顔認識もありますし、検索機能も便利です。
ですが、私にとって一番価値があったのはそこではありません。
「記録しても大丈夫」と思える環境が戻った事です。
保存先が決まっている。
自動でバックアップされる。
あとから見返せる。
その当たり前が戻った事で、私はまた写真や動画を残すようになりました。
Googleフォトの代わりを探していたはずなのに、実際に取り戻したのは記録する習慣だったのです。
まとめ:失ったのは写真ではなく、記録する習慣だった
Googleフォトをやめた当初、私が気にしていたのは容量や月額料金の事ばかりでした。
しかし数年経って振り返ると、本当に失っていたのは別のものだったと気付きます。
それは写真を残す習慣です。
あの時見た夕焼けも、猫の変な寝相も、ゲームの面白い場面も。
記録していなければ、いずれ記憶から薄れていきます。
保存先が無くなった事で撮影頻度が減り、写真も動画も残さなくなりました。
そして残っていない期間の思い出は、自分が思っていた以上に曖昧でした。
だからこそ今回強く感じたのは、写真管理で大切なのは容量や機能だけではないという事です。
気軽に撮れる事。
自動で保存される事。
後から見返せる事。
そういった「記録を残し続けるための環境」こそが重要でした。
もし今、Googleフォトの容量や料金に悩んでいる方がいるなら、解約する前に次の保存先を決めておく事をおすすめします。
私のように記録する習慣そのものを失ってしまうと、後から取り戻すのは意外と大変です。
Googleフォトの代わりを探していたはずなのに、最終的に取り戻したかったのは写真ではありませんでした。
記録する習慣だったのです。
ちなみに私の場合はImmichが合っていましたが、年間1〜2万円で管理やバックアップの手間を全部任せられるなら、Googleフォトはむしろ安いと思います。
私はお金より時間や工夫で解決したいタイプだったのでImmichを選びましたが、手間をかけたくないならGoogleフォトを選ぶのも大正解です。




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